─2007年5月号─「対立を回避する方法」
対立を回避する方法
L.E.T.ワークショップ修了者の方へ
誰も対立が好きな人はいないと言っても過言ではありません。私も好きではありません。まず何よりも対立を回避する助けになるツールは予防的I-メッセージです。
職場や家庭で起きる対立を予防するのに役立つ「予防的I- メッセージ」の秘訣をご紹介します。
このI-メッセージの背景にある理論は、もし、あなたが望んでいるものが何なのかはっきりと相手がわかれば、あなたのニーズを満たすために喜んで手助けや協力をするだろうということです。特に、相手からの支援や協力が必要なことを相手が前もってわかっているのなら、これは本当にそのとおりです。
そして他のI-メッセージと同じように、予防的I-メッセージは率直で自己一致していて、心からの自己開示をしています。
予防的I-メッセージは2つの要素から成り立っています。(3つの要素から成り立つ対決的I-メッセージとは異なります。)
1) 自己開示― あなたが欲しているもの、あるいは必要としているものの陳述
2) あなたのニーズの理由
例):
『会議で何をするか打ち合わせの時間も設けたいです。そうしたら、会議に出た時に準備が整って心配することが少ないと思います。』.
『放課後まっすぐに家に帰らない予定なら私に言って欲しいなぁ。そうしたら心配しないで済むわ。』
『顧客への電話に集中できるように今日の午後は邪魔されずに自分のオフィスで仕事をしたいと思います。』
『その日は幾つか用事があるので、いつ子ども達が戻ってくるのか知りたいのですが。』
私達は経験から予防的I-メッセージはあなただけではなく、あなたに関わる人達に沢山の利点があることを証明しました。 以下のような利点です。
・あなたは自覚、責任感を持ち、自分のニーズや気持ちのコントロールをしていきます。
・相手はあなたが何を欲しているのか、そして、それらについてのあなたの思いの強さがわかります。
・あなたは正直、率直、自己一致している見本です。それによってあなたは相手にも同様の態度を奨励しています。
・相手はあなたの協力や支援が必要な時に、それをあなたに求めるでしょう。
・ニーズを知らなかった、伝えなかったということからくる将来の対立や緊張の場面が少なくなります。たとえば、親しい関係でさえもしばしば混乱させるような思いがけない驚きの要素が減少します。
将来の対立を減らす?それには大賛成です。 :)
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