─2006年9月号─「レッテル貼り」
L.E.T.ワークショップ修了者の方へ,
何か出来事があった時、実際に起きたこととあなたの解釈との間に相違が生じることがあります。人が出来事を観察して、推測し、解釈し、判断し、評価を下すことは自然なこと、普通のことです。
しかし、多くの人は自分の解釈をその状況の下での事実と混同しています。このワークショップでは、皆さんが特に問題が存在する時に、事実を元に会話を始めるようにコーチングします。レッテル貼りの問題は、それが相手の意図や動機についての詮索が常に含まれる点です。それは、相手の頭の中にしか存在しないものなのに。他人の行動についての私たちの解釈がどれだけ熟練しているとしても、私たちは他人が行動する原因が何なのかを確実に知ることはありません。
解釈の危険性としては、解釈にこだわってしまい、コミュニケーションのより効果的な方法を見誤ることです。私たちは過去に起きた出来事を変えることはできないけれど、私たちがその出来事をどう認識するか、どう解釈するかを選択することは自由にできます。
認識というのは私たちが人生で経験したすべてのものに影響を受けます。どこで生まれたか、どこで学校に通ったか、両親はどのような人だったか、私たちの宗教であったり教育であったり。それは、他人の行動についての見方が特定の観点からになったり、バイアスがかかったりすることに影響します。
あなたが実際に他の人がすることを見たり聞いたりする時に、実際に見聞きすることとそれらをあなたがどのように解釈しているかの違いを区別するよう気をつけて下さい。これは、あなたの解釈が間違っているとか正しいとかを意味するのではありません。ただ、コミュニケーションを事実――あなたが実際に観察したことに基づいて始めた方がより効果的であるということです。
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