─2008年2月号─「人間関係についてゴードン博士の言葉」
L.E.T.ワークショップ修了者の方へ
次の記事はあなたが参加したL.E.T.ワークショップの創始者であるトーマス・ゴードン博士によって書かれました。人間関係に関してとても洞察に満ちた点があり、本当に共感しました。あなたもそう感じることを願っています。
By トーマス・ゴードン博士
これまで何度も言われてきたし、何通りにも提示されてきたので、私はこの考え方は人間関係について多くの人々が考えているものだと現在信じています。世間では「新しい関係ができた」、「あの人間関係から抜け出した」、「これであの人間関係はおしまいだ」あるいは「私のすべての人間関係は初めがよくて終わりが悪い」などと言います。このような時、皆、話し手の真意を知っているのだと思います。特に近しい人や愛する人たちとの関係では、始まりと終わりがはっきりあるように思われます。
しかし、それを別な視点で考えてみると、私たちは皆、常にいつでも関わりがあるともいえます。このつながり合いを受け入れる時、私たちの誰もができることは人間関係の形を変えることです。私が人との関係を築くことに人生の多くを費やしてきたことは明らかです。家族や友人のように近い関係のものもいれば、従業員や同僚、教師、牧師、コーチといったやや付き合いの浅い関係の人達、また他にも、会って話したことはあるけれど、本当はよく知らない人達などがいます。私は人々を自分に近づけたり、遠ざけたりすることができますが、それとは関係なく、私は彼らと何らかの人間関係を持っているということに気づきました。
もし、私の人生を良い方向に変えたいと心から望み、より健全で幸せになりたいと願うなら、自分で変えることのできるのは人間関係の質を改善することであると気づきました。・・・そして、それは私次第であるということ。私の責任なのです。『責任』という言葉が重荷に聞こえる、あるいは罪悪感に苛まれるように思えるのなら、それは私の意図するところではありません。私がお話しているのは私が持っている機会のことです。それは、私も含め誰もが持っている人間関係を改善し、その人にとって重要なことを変えるチャンスのことです。
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