[ニュースレター] 2005年9月号

─2005年9月号─「他人の行動変容を支援する」

 よいI-メッセージは、しばしば、即時に行動変容を引き起こすことができますが、人は時として変化するのにかなりの支援が必要になります。覚えていますか。人は必ずしもたやすく変化するものではありません。何故ならば、行動変容は新しい、試したことのない何かをするために、これまでの定着した習慣化された方法を諦めることに他ならないからです。これは、I-メッセージの送り手が通常ファシリテーターとして、より積極的に変容プロセスに参加することを要求しますが、時として、相手との共同問題解決の参加者としてより積極的な役割が求められます。

 変容プロセスを促進する効果的な方法の1つとしては、私たちが『相手に問題解決プロセスを踏ませる』ことです。問題解決の6つのステップを今一度思い出して下さい:

I. 問題を特定し、定義する
II. 代替的解決策を生み出す
III. 代替的解決策を評価する
IV. 解決策を選択する
V. 解決策/決定事項を実行する
VI. 結果をチェックする

 私たちは、有能なリーダーを『問題が解決されるまで責任を持つ人』として定義したことを思い出して下さい。私たちが人と対決した後に、私たちがしばしばしなければならないことがこれなのです。有能なリーダーは、当事者双方が受容できる解決策を見つけ、実行するのを支援するために、『相手とともにいるのです』。

 次回まで、ごきげんよう。

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