─2009年8月号─
L.E.T.修了者の方々へ
以下はL.E.T.のテキストブックからの抜粋です。・・そう!私がなぜこのモデルをとても愛しているかを改めて思い起こさせてくれます。この特別な記事はあなたがこのスキルを使う時に、リーダー、マネージャーといった立場からあなたを信じられないくらいに自由にしてくれるでしょう。さぁ、それがこの記事です。
このゴードンモデルは人々の行動変容に影響を与える点では、変化していく人達に対して、判断めいたことなどを言う必要など殆どありません。ゴードンモデルは組織において多くのリーダーによって使われていた伝統的なやり方とは違ったアプローチです。私は伝統的な判断めいた方法を『診断的モデル』と呼び、そして、このゴードンモデルを『対決的モデル』と称しています。
診療的モデルは部下たちについて極端によく知ることを必要としています。—例えば彼らの個人的な家族構成、考え方や思考の習慣、彼らの行動に対しての理由などです。このような必要とされる情報はリーダーが人を変えさせるためにはどのような種類の力が加わるのかを知るには役立ちます。
診断モデルにおいての絶対的な考えではグループ内での変化を引き起こす責任を負っているのはリーダーであるとみなされ、リーダーが彼らのチームについて知れば知るほど、より彼らを変化させる方法を賢明に選択できるということです。これはある種のごまかしを含んでしまっている場合が多いのです。というのは、この情報により、既にリーダーが決めてしまった解決策に人を当てはめてしまいがちだということです。おそらく、私もそうですがあなたはこんな発言を聞いたことがあるでしょう。
“マギーみたいな人にはどのやり方を使えば一番良いかしら?”
“エリンがなぜそうするのかをつきとめるのにどの方法を使えばよいか私はまだよくわからない”
“ビクターに新しい手順を受け入れさせるには、それが彼自身のアイデアだと信じ込ませることだ”
“あなたは女性の扱いを変えなければいけない”
“リサの問題が何なのかいまだにわからない。彼女はモチベーションが欠けている。”
これらは『支配力のある言葉』から生じ、組織や学会では、対立モデルに由来した『影響力のある言葉』よりもはるかに普及しています。
対立モデルでは・・・
-リーダーのリサの問題に関しての見解は彼女の問題が何であるかについて彼女自身が理解することが大切であることに他なりません。
-リーダーはカレンを変えるためにどのボタンを押すかについて考える必要はありません。カレンとの間の対立を明らかにし、正直に言いうことが非常に大切で、彼女がなぜそうするのかを彼女自身が気づくのに役立ちます。
‐ リーダーは部下が女性であろうと、男性であろうと、また、若くても年をとっていても、革新的でも保守的でも、エンジニアであっても、セールスマンであっても気にしなくてもよいのです。対立的モデルでは、彼らがなぜそう感じるか、よりもどのように感じているのかを気を配ります。
– 人の感情と行動の背後にあるものは、リーダーではなく彼らに関することです。リーダーに係ることは彼ら自身の感情を理解し、それらの感情をオープンに正直に相手と伝え会うことです。- End
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