[ニュースレター] 2014年1月号

─2014年1月号─「2014年ゴードン・モデルのことわざ」

L.E.T.ワークショップ修了者の方々へ、

 以下の記事はゴードン・モデルの多様なプログラム(L.E.T.、P.E.T.など)を教えるインストラクターのために書かれました。とてもかっこいいので、皆さまにも楽しんでいただけると思います!
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 明けましておめでとうございます。

 トーマス・ゴードン博士は私たちが支持するゴードン・モデルの源泉です。そして、私たちがこのコースを提供する意図であり、理由です。

 リスニングは私たちが大切にしているスキルです。それは単に聞くだけではなく、それ以上の意味があります。私たちは相手が話している内容に、それが何であれ注意を払います。それが私たちの上司であれ、子供であれ、同僚であれ。
時として、私たちは自己開示をします。誰も私たちが考えていることを推測しなくて済むように。そして、私たちにも強いニーズがあり、心に留めてもらうことが重要だからです。そうすることで、私たちはよりたくさん喜ぶことができます。

 そして、メソッドⅢが来ます。私たちお互いが争いに対処する方法を見つけるために、力づくではなく、あなたか私ではなく、私たちのために。

プログラムに関するご質問など、お気軽にお問い合わせください。

セカンド・ウィンド株式会社

〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-8-10-601 エスタシオン高円寺

[ニュースレター] 2013年12月号

─2013年12月号─「ゴードン・モデルを『パッケージ』にしてあなたに!」

2013年12月11日

Blog Post by Michelle Adams

これはどういう意味?そうですね。年末年始のお休みを前に、皆さまにお届けできるバーチャルなギフトがあるとしたら何かしらと考えていました。修了者コネクションでお届けできる何かを考えていたら、一つの想いがよぎったのです。ゴードン・モデルのギフトを最も簡素にお届けしようと思いつきました。準備はいいですか?さあ、どうぞ!

1.ゴードン・モデルの目標は生産的な職場での時間を増やすために、人間関係の問題を減らすことです。行動の窓の目的は、あなたがどのスキルを使うべきかを知るために誰が問題を所有しているのかを特定するのを助けることです。
2.ロードブロックとは対照的に、アクティブ・リスニングは問題を持つ相手がもっと問題について話してくれるように促してくれます。
3.アクティブ・リスニングは問題を抱える相手が表現した言葉と感情の両方を、あなたが正しく理解したかどうかを確認するために、共感的に反映させることです。
4.アクティブ・リスニングは相手に自分の感情を表現し、表面的な問題からもっと深い、もっと基本的な問題へと移行するチャンスを与えてくれます。責任の所在は相手にあり、彼ら自身が自分で問題解決するようにします。
5.You-メッセージは相手に非難の目を向けます。You-メッセージは相手をけなしたり、批判したりします。You-メッセージは人間関係を壊し、相手を変えるような動機づけに効果はありません。
6.You-メッセージとは対照的に、相手の行動があなたのニーズを阻害している時に効果的なアプローチは、I-メッセージを送ることです。あなたは自分の満たされないニーズに対する責任があります。あなたは積極的に取り組みます。あなたは相手に、その行動がどのようにあなたに影響を与えているかを伝え、相手は自発的にその行動を修正するチャンスが与えられます。
7.あなたのI-メッセージが即座にあなたを悩ませる相手の行動の変化につながらない時、I-メッセージを送ることを止めて、リスニングへとギア・シフトすることが重要です。
8.時として、相手があなたのI-メッセージを聴く時、抵抗したり防衛的になったり、傷ついたり、怒ったりします。
9.相手の話を共感的に聴くことへとギア・シフトすることは、あなたが相手のニーズを犠牲にしてまで自分のニーズを満たそうとしているのではないことを知らせます。相手の感情の温度が下がってきたら、またI-メッセージを送ることができます。
10.    I-メッセージ後のアクティブ・リスニングは感情とともにあなたと相手が対立しているかもしれないことを暗示する情報をもあらわにしてくれます。
11.    行動の窓では、『私たちが問題を所有する』セクションにともにいます。
12.    メソッドⅢはあなたのニーズも相手のニーズも満たさせるため、あなたも相手も純粋に受け入れることができる解決策に至るプロセスです。
13.    最初に、相手がメソッドⅢに参加すると同意することが重要です。そして、あなたと相手の人はそれぞれの現実のニーズを特定します。それらは、あなたがたが選んだニーズを満たす解決策とは区別されます。次のステップは、あなたがたが評価せずにいくつかの代替案を考え出すことです。それはステップ3で行われます。そして、どの解決策が両者のニーズを満たす相互にとって良い決定であるかを決めます。そこで、誰が何をいつまでに行い、解決策がうまく行っているかをいつチェックするかについて合意します。メソッドⅢでは、両者の創造性が用いられます。両者が決定に際して参加しているため、解決策を遂行する動機づけが高くなります。対立は一切悪いものとは受け止められず、解決すべき問題としか見られません。メソッドⅢは信頼を築き、人間関係を強化します。

さて、もちろん、練習、練習、練習が必要です。これまでに皆さんが学んできた新しいことと同様です。皆さんがこれまで聞いたこともないようなことを言っているつもりはありません。ゴードン・モデルは極めて単純で洗練された正攻法です。多くの人たちは上記のリストを読んで、『OK。随分簡単ね。わかったわ。』と考えてくれるはずです。

チャレンジなのは、お分かりの通り、これらのスキルを使いこなすことです。そうする前に、あなた自身が自分と対話する必要があります。声を出さないですることをお勧めします。そうでないと、あなたを困らせていることが何なのか、どのニーズが満たされていないのか、あなたが何を欲しているのか、あなたは誰なのか等々、周りの人が話し始めてしまうからです。こうなったら時として難しくなってしまいます。

ですから、ゴードン・モデル自体は簡単でも、それを成功させることは必ずしも簡単ではありません。

でも、やる価値はあるでしょう?すごい!これぞギフトですね。

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[ニュースレター] 2013年11月号

─2013年11月号─「あなたは感謝に溢れている」

2013年11月12日
Blog Post by Michelle Adams

またこの季節がやってきました…ホリデー・シーズンの到来です!期待と興奮と歓びの感情に加え、私たちの多くは恐れ、ストレス、悲しみも感じます。私たち多くの人にとって、このシーズンは感情入り混じっていると思います。

この頃になると、特に感謝祭の時期ですが、父は食卓でみんなに何か一言「言わせていました」。みんなが美味しそうな七面鳥にかぶりつこうとしている時に、父は「順番に今年、最も感謝したいことを一人一人シェアしよう」と言うのです。

「えっ…マジ?今?」と私はため息をついたものでした。

みんな少し黙っていると、父が口火を切って…そしてとても驚くことを言いました。明確で、愛情たっぷりで、率直に。私が若い時には全く「わかりません」でした。しかし、時が経つにつれて、父が私たちに感謝のI-メッセージを送っていたことに気づきました。「今日、お客様に対して手伝ってくれてとても助かったよ、ミシェル」などという称賛ではなく、「お客様のために必要なものを店までわざわざ行って買ってきてくれた時、私も時間が節約できたし、本当に嬉しかったよ。それを伝えたかったのだよ。」というものでした。

確かに、父はとても自己開示的で私たち全員にとってとても良いお手本になっていました。感謝祭のシーズン、あなたもご自分の家族にとって、あるいは友達にとってそのようなお手本になれるかどうか考えてみて下さい。それは感謝祭の夕食のテーブルでなくてもいいと思います。みんなが揃う週末のどの時間であってもいいと思います。

時間をかけてご自分の家族の人たち–あなたとともに食卓について時間を共にする家族–についてよく考えてみて下さい。あなたが本当に感謝したい、本人とシェアしたい特定のことについて考えてみて下さい。そういうことを何度も考えたと思いますが、皆さんも私たちも時間を割いてそういう情報、私たちの人生でかかわる人たちへのフィードバックをそんなにしてきて来なかったのではないでしょうか?

そして、私がしたことがどのようにあなたを助け、あなたがどう感じたかを具体的に知ることは、「へい、ありがとう。よくできたよ!」と言われるより、よっぽどパワフルだと思いませんか?
皆様が感謝に満ちた平和なホリデー・シーズンを迎えられますように。

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[ニュースレター] 2013年10月号

─2013年10月号─「今日のリーダーたちを明日へと導くのに必要なツール 」

今日のリーダーたちを明日へと導くのに必要なツール 

さて、皆さんは「ちょっと待って。私はリーダーではないから、これは私には当てはまらないわね。」と考えているかも知れませんね。私はここで以下の記事をご紹介して、その考えに反論してみたいと思います。

ある時、あなたが誰かを助けていたり、仕事の仕方を教えていたり、手順を説明していたり、誰かをメンターとして指導していたり、あるいは単に同僚を相手にチャレンジングなシチュエーションに陥っていたりして、I-メッセージで難しい会話をしなければならないとします。

私たちは皆、一日を通してさまざまな形で『リーダーシップ』の役割を担っています。ですから、リーダーシップの役割について共感するものがあれば、この記事を読んでみて下さい!共感できないとしても、頑張っている私を許してくださいね。

以下の記事は皆さまが参加されたL.E.T.ワークショップのプログラムを開発したトマス・ゴードン博士が書いたものです。記事の抜粋と全文をお読みになりたい方のために記事が掲載されているリンクを記載いたしました。役に立ちますし、洞察力に富んでいて、思考の糧となると思います。

リズ・カーターは職場の銀行で業務部のスーパーバイザーに抜擢されました。同じ頃、ウェイン・ハワードは彼の所属するサービス・クラブの社長に選ばれました。アンドレア・マーティンは遂に自分の会社の営業部門のバイスプレジデントになるという生涯の野望を成し遂げました。

最前線のスーパーバイザーとして6年間を製造会社で勤めた後、エリック・モリソンは工場長に昇格しました。アナ・ヴィテールは大学の生徒会長に選出されました。

彼らの友達は新しいポジションに値する仕事をしてきたと、お祝いの言葉を言ってくれました。一人の人はご主人に電話し、その良い知らせを興奮して話しました。もう一人は自分の家族を夕食に連れ出してお祝いしました。皆、自分たちが成し遂げたことに誇りを感じていました。皆、自分は『到達した』、『昇格した』、『頂点に上り詰めた』と内心思っていました。

これらはリーダーシップのポジションに任命される人の普遍的な反応です。彼らは、『自分はやった』と感じています。しかし、実際はリーダーシップの地位に到達した人は誰でも、まだ成功した訳ではありません。それは単にスタート位置に着いたに過ぎません。

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[ニュースレター] 2013年7月号

─2013年7月号─「ちょっと待って…今、私にレッテルを貼った?」

Date: July 8th, 2013

ゴードン・モデルのワークショップでGLOPが何を意味するか覚えていますか?忘れてしまった人のために申し上げますと、GLOPは “General Labeling Of People”です。つまり、人にレッテルを貼ることです。

以下のリストをご覧下さい。各文章には判断やGLOP(レッテル貼り)が含まれています。

1.        彼女は愛想がよくない。
2.        彼は疑い深い。
3.        彼は支配欲が強い。
4.        彼女は無責任だ。
5.        あなたは人と歩調を合わせるのが上手だ。
6.        彼女はちょっと知的すぎる。
7.        彼はチーム・プレヤ―だ。

実際に起こることとそれらの出来事に関するあなたの解釈には相違が存在します。人が出来事を観察し、推測し、解釈し、判断し、評価を下すのは自然なことで普通のことです。

しかし、多くの人は自分の解釈と状況の事実を混同してしまいます。ゴードン・モデルでは、事実に基づく会話を始めるように教えます。問題が発生している場合は特に。

GLOPの問題は、相手の意図や動機についていつもある程度推測が含まれることです—それは、相手の頭の中でのみ存在する何かのことです。相手の行動の解釈に関して熟練していても、私たちは相手が行動する理由については確実にはわかっていません。

このGLOPの危険の一つは、私たちは自分の解釈にとらわれ、コミュニケーションのより効果的な方法を見落とすことです。私たちは過去の出来事を変えることはできませんが、それらの出来事をどう認識し解釈するかを自由に選択することができます。

認識は私たちの人生で経験した全てのものによって影響されます。出生地、出身校、両親はどうだったか、宗教、教育等々。他人のアクションについて偏見や特定のビューを持ちやすくなります。

私たちのワークショップでは、あなたが実際に見た『相手がしたこと』、実際に聞いた『相手が言ったこと』を、それらの行動についてのあなたの解釈から切り離します。だからと言ってあなたの解釈が間違っているとかあっているということではありません。このように事実に基づくコミュニケーションを始めることの方がより効果的だということが私たちの結論です。

GLOPについて:
– GLOPは『真実』ではありません。それらは相手の動機や意図に関する推測です。
– GLOPは傷つきます。人はしばしばレッテルを貼られることを嫌がります。
– GLOPは私たちの人全体を観る能力を制限します。一旦、人をあるカテゴリ―に分類すると、その人の将来の行動を他の角度から見ることがより難しくなります。その人は固定概念化されてしまいます。
– GLOPは伝染します。あなたがGLOPを使うと、他の人もそうする可能性が高くなります。
– GLOPは『厄介』です。人が固定概念を振り払うことは時として難しいものです。
– GLOPは相手の将来の行動に影響を与えかねません。『自己達成的予言』。人はレッテルに応えるか応えないかのどちらかです。『もしあなたが私を泥棒扱いするなら、私はあなたから盗むしかないですね。』
– GLOPは人を防衛的にさせます。『それ、どういう意味?』とか、『具体的に何かした?』とか質問されるでしょう。

ここで、ちょっと面白い『テスト』です。職場あるいは家で、一時間の間にGLOPを何個耳にするか数えてみてください。GLOPを使った人に、その人がそのGLOPを思いつくきっかけになったもの(見たことや聞いたこと)が何かを訊いてみてください。その人は更に違ったGLOPを使ってくるでしょうけど、それを何度も聞き返して事実にぶつかるまでドリルダウンしてみてください。

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[ニュースレター] 2008年11月号

─2008年11月号─「チームメンバーの強みを引き出す」

L.E.T.ワークショップ修了者の方へ

私たちが今までに扱ってきたコミュニケーションと対立解決法のスキルの目的は、今まで取り組まれずに未解決になっている人間関係の問題に効果的に対処するためです。この人間関係の問題はエネルギーやモチベーションを低下させ、そして低い生産性に行きついてしまう可能性があります。協力や参加、調和、共感の風土の創造はチームメンバーの溢れんばかりの創造的な能力を発達させるのに役立ちます。そのような風土は必要ですが、それだけでは充分ではありません。

行動の窓の問題のないエリアは生産的な時間を表しています。それはあなたとあなたの周りの人達が効果的に関わり合い、人間関係の問題がない時間です。この時は効果的なコーチングに最適です。このワークショップの目標はあなたの生産的な仕事時間を増やす支援となることです。言いかえれば、問題のないエリアを拡大し、このエリアであなたの人間関係をできる限り維持することです。そうすればチームメンバーに効果的なフィードバックを与えたり、複雑な問題に取り組んだり、目標達成の見込みや課題を討議したりする機会がもっと増えます。チームメンバーのニーズと目標を組織のそれと近づくようにします。そしてこのワークショップで習得したスキル――アクティブ・リスニング、I-メッセージ、6つのステップ―、まさにこのスキルを使うことでこれが可能になるのです。

これはあなたのチームメンバーと深い討論をするのに最適な時間です。あなたが共感を表し判断することなく彼らの話に深く耳を傾けることで、彼らは自分自身がかけがえのない存在であることや彼ら独自の才能や能力、彼らの目標や価値観に自ずと気づくように支援できます。

そして同様に重要なのはあなたのニーズや計画、将来の夢や目標についても明確になり、矛盾がなくなります。あなたの誠実さ、率直で正直なコミュニケーションによってチームメンバーにあなたのことをよりわかってもらうことができます。彼らに対して快く率直な態度でいることは、あなたに対しても彼らが同じようにするように仕向け、励ますことになるでしょう。このような相互の自己開示は信頼と人間関係の強い絆を築き上げます。

6つのステップを使うことで、あなたはチームメンバーと共に組織のニーズと提携した現実的で適切な目標を設定することができ、その目標に達するための計画の元で共に働くことができるでしょう。

すてきな感謝祭でありますように!! 

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[ニュースレター] 2008年10月号

─2008年10月号─

L.E.T.ワークショップ修了者の方へ

I-メッセージが、あなたに問題をもたせている相手の行動をすぐに変えない時、あなたはメッセージを送る、ということから聴くことに変えるのが賢明です。――゛押してみる″から ゛引いてみる゛ に変えるのです。何故でしょう?それは以下のような重要な情報を発見するかもしれないからです。

・相手に過失はない
・相手は重要な情報を持っていない
・相手は一生懸命にやってはみたけれど、別の要因が彼らの行動をそれとは別に妨げていた。
・相手は恥ずかしく思っていたり、困惑していたり、びっくりしたり、傷ついていたりしている。
・あなたのニーズは明確には相手に伝わっていなかった。
・相手のしたことは本当はとても賢明だった。

あなたが対決して、その後ギア・シフトをする時にとるべき態度は言語的メッセージそれ自体と同じくらい重要です。もし、あなたに問題を起こさせている行動をとっている相手と対決しないのなら、あなたはその人に憤りを感じるようになり、人間関係は実際に傷ついてしまいます。それゆえに協力的な人間関係においてでさえ、相手と対決するにはいくらかの勇気が必要なのです。

相手があなたのI-メッセージを受け取った時、たぶんあなたは抵抗や精神的な苦痛、怒り、その他の感情を相手から聞くことになるでしょう。しかし、あなたがこのことを覚えていてこのような感情を受け入れるならば、あなたのニーズを満たすための相手の行動変容に影響を及ぼす大きなチャンスをあなたは得ます。

この時こそI-メッセージに対する相手の反応を認め、それを受け入れる時です。実際、相手の反応を歓迎することさえすべきです。なぜならばあなたのI-メッセージが相手に何らかの問題をおこさせた原因となったことを、反応することによってあなたに伝えているからです。メッセージを送るのをやめて受け取っていくことが賢明です。―――このことをギア・シフトと私たちは呼んでいます。ギアを変えることは彼らの話を聞こうとしている ゛道理をわきまえた人゛が彼らに対決していることを相手に表しています。

聴く態度はあなたの最初の対決的(アサーティブ)な姿勢とは反対です。この対応は相手にあなたに向けてもっと情報を与えるのを促すようなものです。また、相手が抵抗するのではなく、喜んで変わるのを助けるものです。ではここでリスニングの態度にギアを変えるためのするいくつかの方法を紹介します。
簡単受容:
   
聴いていますよ。”
“わかります。”
“本当に・・”
“そうですね。”
“まあ、.”

     
ドア・オープナー:

そのことについて話してくれますか?”
“もっと話してください”
“そのことについて聞きたいです。”
“よくわからないので助けてくれますか?”


これらの2つの種類の対応は普通、“ギア・シフト“としては充分ではありません。もっと効果的な方法はアクティブ・リスニングです。相手が問題を持っている時にアクティブ・リスニングを使うことと、あなたが問題を持っている時にギア・シフトすることには次のような違いがあります。

・ギア・シフトはあなたの問題に対しての相手の抵抗や反応を軽減するためのスキルです。
・あなたの問題を解決するのを目標としてギア・シフトします。
・ギア・シフトはあなたのニーズを満たすのを助けるためのコミュニケーションです。

相手が問題を持っている時にアクティブ・リスニングをすることは、それもまた促進的なスキルです。――しかしこれは相手が彼らのニーズを満たすために相手を促進するものです。相手を別な人間として深く尊重する方法であり、相手の考えや怒りを聞き、それを理解していることを相手に明らかに示す方法でもあるのです。

相手が聴いてもらった、受け入れてもらったと感じる時、感情的な反応は建設的にメッセージを送った人の問題について相手の行動がなされる必要があるという知的な認識に譲歩する傾向があります。
   
相手が冷静になってくれれば、彼らは行動を変えるかもしれません。あるいはそうでない時にはリーダーはより受容的な状況の下で再びI-メッセージにギア・シフトしていくこともあるのです。 

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[ニュースレター] 2008年9月号

─2008年9月号─

L.E.T.ワークショップ修了者の方へ

今回の選挙!  この選挙がこんなに人を引きつけ、劇的で非常に重要になると誰が想像できたでしょう。それは深い価値観の違いを浮き彫りにし、そして、そうです、価値観の衝突が起こってきました。私は候補者指名された人達に関して自分とは異なった意見をもった人の話を聴くこと、それを試されているように感じます。あなたはいかがですか?あなたとは反対の政治的見解を誰かが表現した時、アクティブ・リスニングを実践できますか?政治には興味がなく気にかけないという人達にはどうですか?

誰かがどのように感じているか(彼らが言っていることが180度私とは違う場合、特に)を話しているのを聴く時、私の胃はグイっと締め付けられ、歯をくいしばり、息を殺し…そしてそれから立ち止まって次のことを考えます。

・この会話の中で、私は何をしたいのだろう?彼らをより理解するため、彼らの見解をきくために耳を傾けているかしら?多分、私は違った観点について学ぶでしょう、いや、別の側が言うことに関心があるかしら?

・私は彼らに『私』の側について聞くように影響を及ぼしたいのかしら?そう、そうです!もし彼らを『私』の側に来させることができたら、さらに良いのではないかしら?

・もし、アクティブ・リスニングをすることに決めた場合、とても苛立ってそれ以上受け入れられないと感じるような何かを聞くようなことになれば、アクティブ・リスニングを止めるべき?(はい)

・これは本当に真にお互いを理解する機会かしら?そう。大丈夫、ミッシェル、アクティブ・リスニングに最善を尽くしなさい。 

これは私の内面の対話です。とても疲れてしまうのです!

私とは正反対の部類の観点を持つ人たちに耳を傾けるのは少しも易しいことではありません。事実、特に少なくとも私にとっては、この選挙期間はまさに、最も骨の折れるアクティブ・リスニングのテストだと思います。

しかし、もし私たちは働き、生活し、共にうまくやっていきたいと本当に思うのなら、お互いを理解する必要があり、アクティブ・リスニングは二人の隔たりにかけ橋を架けるのに役立つような信じられない力を持つスキルだと感じます。さて、有言実行できたら・・・ですが。

それではごきげんよう・・・・どうぞ投票には行ってくださいね。

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[ニュースレター] 2008年8月号

─2008年8月号─

L.E.T.ワークショップ修了者の方へ

ゴードン・モデルのユーザーに役立つ、最近のちょっとした進展をご紹介します!

最近、GTIのH.P.を訪問しましたか?
www.gordontraining.com
 
ウェブサイトのデザインを変え、最新版に改良したのでより早くより簡単にあなたの探しているものが検索できます。職場や家族、学校で応用できる役立つ記事がたくさん記載されています。こちらをご覧ください。
www.gordontraining.com

L.E.T.トレーナーサイトへのアクセスをお望みであれば、どうこちらをご覧ください。(注文用紙はもちろん市場や販売の手掛かりをダウンロードできます。)

あなたの販売チームにもゴードン・モデルをお望みでしょうか? 

2008 年にSynergistic Selling が更によくなり戻ってきました!

私たちは“シナジスティック・セリング”プログラムの改定版を完成させたことを喜んでお知らせします。21時間のこのワークショップはL.E.T.認定トレーナーの資格を持っていれば教えることができ、ユニークなトレーナーの道具や参加者のための用品があります。

このプログラムは買い手と売り手の関係において徹底したゴードン・モデルを教え、販売力アップと顧客との関係を強化するのに役立つ概念を教えます。もっと知りたい方はこちらへ

このプロブラムも改訂しました!

The Conflict Resolution Workshop (CRW)はスーパーバイザーや初級レベルの管理職向けのプログラムです。L.E.T.スキルを持ったリーダーと働く部下にとって理想的なプログラムです。あなたはThe Conflict Resolution Workshop (CRW)とLeader Effectiveness Training (L.E.T.)では何が違うのか聞きたくなるのではないでしょうか?

 CRW はリーダーシップや一般の人間関係構築よりも人間関係における対立により主眼点をおいています。例題や記事、ワークシートを最新版に改訂しました。

2日間(16時間)のこのワークショップはL.E.T.認定トレーナーが提供することができます。トレーナーのための道具や参加者の教材を含みます。

※    大変申し訳ございませんが、セカンド・ウィンドではCRW(2日間コース)の提供はまだありません。

あなたが提供するすべてのゴードン・トレーニングに役立つ教材

このポスターはGTIのいかなるワークショップでも教える際に使えます。とても素晴らしい教材でスキルを思い出させるのに優れ、効果的な方法を促進する道具です(いわば1つの中に3つのポスター)。


要求、リクエスト、感想、素敵なバーベキューのレシピ、提案、お褒めの言葉、質問など、言いたいことなど連絡してください。

workplace@gordontraining.com


Tel:  800.628.1197, Fax:  858.481.8125
Gordon Training International
531 Stevens Avenue West
Solana Beach, CA  92075

会話の方向を変えないという聴く方法・・. “

最近、この引用を読みました。シンプルに、とても的確にアクティブ・リスニングを定義していて大好きです。あなたにも喜んで頂けると思います。

(著者不明)

残り少ない夏を楽しんでください。

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[ニュースレター] 2008年7月号

─2008年7月号─「代名詞を変える」

L.E.T.ワークショップ修了者の方へ

簡単に見えるかも知れませんが、特に私が問題を持っている相手との話し方を変えてみるだけで、その人との人間関係を劇的に改善することができます。どのように始められるのかをここに紹介します。典型的なYou-メッセージで相手について描写するかわりに、I-メッセージを代用し、私について話します。「I(私)」という第一人称を使って私について話すことです。

人生で最も影響力のある言い方は「I」とともに始まります。例えばとてもシンプルな告白の『私はあなたを愛しています。』は感動を呼ぶ言葉としてずっと知られています。・・・これとは反対に批判的なYou-メッセージを使うと『あなたは愛らしい』これでは感動は半減しそうです。

私について理解してほしいと思うのなら私は私について話をしなくてはなりません。私が望む、私が考える、私が感じる、私が知っている、などです。これ以上簡単なことがあるでしょうか?

簡単な宣言的I-メッセージは始めるには適切なものですが、受容できない相手の行動に対決するには2つもしくは3つの要素をもったメッセージが必要でしょう。

まず、私の機嫌を損ねることをする人に対して、彼、もしくは彼女が私に対してしたり、言ったりした何が私に問題を持たせたのかを明確に伝えなければなりません。具体的に言わなければ、彼らは私が何について話しているかわからないでしょう。そして、彼らがしたり、言ったりしたことは私にどのような具体的な影響を与えたか、そしてその影響に対して私がどのような気持ちでいるかを彼らに伝えなければいけません。これが3つの要素です。

(1) 非難がましくない行動の描写
(2) 具体的で明確な私への影響(時間, お金, 機会の喪失) 
(3)それらの喪失に対する私の気持ち

受容できない行動を非難がましくなくいうことに注意をしてください。いつもとか全然など普遍的な言葉を私の表現から排除し、感情的な言葉や表現を避けることが重要です。対決の目的は行動を変えさせることで、教訓を与えたり罰したりすることではありません。 


人々が対立について臆病である理由がいくつかあります。まず第一に、ほとんどすべての人は対決したり対決されたりした際に嫌な経験をした記憶があるからです。なぜでしょうか?世界的な基準では対決のメッセージはYou-メッセージであり、You-メッセージの対決は相手を傷つけ人間関係を壊す可能性があり、この種のメッセージは不正確で人々を仲たがいさせてしまう可能性があるのです。

人は対決に対処できるほど十分に感情的に強くはないと信じている人もいます。対決的メッセージがI-メッセージである場合はそうではないということを私は見てきました。感情を害するのはYou-メッセージです。また、対決的になると嫌われるだろう思って対決するのを躊躇する人もいます。このような推測は非難に満ちたYou-メッセージを過去に経験していることから生じます。しかし、私の言葉を信じて下さい。I-メッセージはすっかり違った応答を引き出してくれます。

人が自分を開示するI-メッセージへと対決の仕方を変える時、2つのことが起きるのだと何度もいろんな人から聞きます。まず、人々は多くの場合、いとも簡単に受容できない行動を変えてくれます。次に彼らのメッセージが対決する人についてではなく、彼ら自身についてであるため、傷ついた感情や動揺を引き起こすリスクがとても低いということです。

今起きていることだけ

時として人々は自己開示の方法を学ぶと、ある女性はそれを『家の大掃除』と表現したのですが、一気に大掃除をしようと決意する場合があります。そして、対決したい人々のリストを作り、多くはそのままにしておいた方が良いような古傷を蒸し返します。カウンセラー達はこれを『gunny sacking 』と呼んでいます。不満を貯め込み、それを一気に当事者に聞かせるので、聞かされた方は誰もそんなことに対処できません。

今起きていることだけについて対決するのが一番です。受容できない行動を変えるチャンスを相手に与えてください。なぜなら彼らはあなたを尊敬し、あなたに好意を持っており、あなたとの人間関係を尊重しているからです。そうすれば、古傷を溜め込むこともありません。過去を変えることはできないのです。過去については誰も何もできません。前進あるのみ!)

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